行政書士試験過去問 民法
養子縁組に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例に照らし、妥当なものはどれか。1、配偶者のある者が成年者を養子とする場合は、原則として、配偶者の同意を得なければならないが、配偶者がその意思を表示することができない場合は、その同意を得ない…
A男とB女が出産したCとの関係に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例に照らし、誤っているものはどれか。1、AとBの内縁関係の継続中にBがCを出産し、AによってCを嫡出子とする出生届がなされた場合において、誤ってこれが受理されたときは、…
Aは、自己が所有する甲建物に居住していたところ、Bと婚姻後においても、同建物にABと同居することとなった。この場合に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。1、A、Bが甲建物に関して、婚姻の届出前に別段の契約をしなかったときは、甲建物は…
婚姻に関する次の記述のうち、判例の趣旨に照らし、誤っているものはどれか。1、婚姻の届出は、戸籍吏に受理されれば終了し、戸籍簿に記入されなくても婚姻は成立する。 2、配偶者のある者が重ねて婚姻をした場合は、重婚関係を生じるが、後婚は当然に無効…
Aは、Bのために事務処理を行ったが、この行為が、「1、AB間における委任契約に基づく債務の履行」 「2、Bのための事務管理」である場合に関する次の記述のうち、正しいものはどれか? 1、委任の場合は、事務処理に関して費用を要するときは、AはB…
Aは不動産会社BとBがC工務店に注文して建築させた建売住宅を購入する契約を締結した。この場合における次の問いに答えよ。 1、この建売住宅が売買契約成立後、Aへの引き渡し前にBの責めに帰すべからざる事由によって、火災で半焼してしまった場合、A…
不法行為に基づく損害賠償に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例に照らした正しいものはどれか。 1、Aの運転する自動車がAの前方不注意により、Bの運転する自動車と衝突して、Bの自動車の助手席に乗っていたBの妻Cを負傷させ損害を生じさせた。…
不法行為の成立に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例に照らし妥当なものはどれか。 1、鍵のかかっていた他人の自転車を盗んだ者が、その自転車を運転している最中に不注意により第三者にけがを負わせた場合、自転車の所有者は、第三者に対して不法行…
次の文章の【 】に当てはまる語句を埋めよ。①甲組は,その威力をその暴力団員に利用させ,又はその威力をその暴力団員が利用することを容認することを実質上の目的とし,下部組織の構成員に対しても,甲組の名称,代紋を使用するなど,その威力を利用して資…
観光バス会社Aの運転手Bは、営業運転中に、Cが運転するD社のタンクロリー車と衝突事故を起こし、バスの乗客が負傷した。その事故は、Bの前方不注意とCの居眠り運転によるもので、過失割合は、B:C=3:7であった。 この場合に関する次の記述のうち…
AのBに対する不当利得返還請求等に関する次の記述のうち、判例に照らし誤っているものはどれか。 1、Aは、Bに対する未払い賃料はないことを知りつつ、Bから賃料不払いを理由とした賃貸建物明渡請求訴訟を提起された場合における防御方法として支払いを…
Aの隣人であるBは、Aの不在の間に、台風によってA所有の甲建物の屋根が損傷したため、修繕を行った。この場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例に照らし妥当なものはどれか。 1、Bは、Aからあらかじめ、甲の管理を頼まれていなかったにもか…
無償契約に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例に照らし、妥当なものはどれか。 1、定期の給付を目的とする贈与は、贈与者又は受贈者の死亡によって、その効力を失う。 2、贈与契約においては、対価性を維持する必要がないため、目的物に瑕疵があっ…
契約類型に応じた契約解除の相違に関する次の記述のうち、判例に照らし妥当ではないものはどれか。 1、贈与契約において、受贈者が、受贈の見返りとして贈与者を扶養する義務を負担していたにもかかわらず、この扶養する義務の履行を怠るときは、贈与者は、…
契約の履行期に関する次の記述のうち、民法の規定によれば誤っているものはいくつあるか。 1、請負の報酬は、仕事の目的物の引き渡しを要する場合でも、仕事の目的物の完成時に、注文者が請負人に対して支払わなければならない。 2、宅地や建物の賃貸借の…
委任契約に関する次に記述のうち、妥当なものはどれか? 1、無償委任の受任者は、自己の財産におけるのと同一の注意をもって、事務を処理する義務を負う。 2、委任者は、委任契約をいつでも解除することができるが、受任者が委任者にとって、不利な時期に…
木造建築工事について、発注者Aと受注者Bとの間で、請負契約を締結したが、次の文章はその一節である。 民法の規定と異なるもの、民法に規定されていないものはどれか。 1、Aの請負代金の支払いは、Bの本契約の目的物の引き渡しと同時になされるものと…
Aは、自己所有の甲建物をBに賃貸し、その際、BがAに対して敷金を交付した。この場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例に照らし正しいものはどれか。 1、本件賃貸借において、Bが甲建物のために必要費及び有益費を支出した場合、特約がない限…
次の文章は最高裁判決の一節であるが、【 】に当てはまる語句を答えよ。 賃貸人の承諾のある転貸借においては、転借人が目的物の使用収益につき賃貸人に対抗し得る権原(転借権)を有することが重要であり、転貸人が、自らの債務不履行により賃貸借契約を解…
Aは、自己所有の土地につき、Bとの間で賃貸借契約を締結した。(賃借権の登記はしていない)AがBにこの土地を引き渡ししようとしたところ、この契約の直後に、CがAに無断でこの土地を占拠し、その後も資材置き場として使用しているため、ABはCに対し…
Aは、甲土地について、その売り主Bとの間で、売買契約を締結したが、甲土地には、権利等に瑕疵があった。この場合において、民法の規定及び判例に照らし、正しいものはどれか。 1、甲土地の全部の所有権がCに属していたことを知りながら、BがこれをAに…
贈与者Aと受贈者Bとの間の関係に関する次の記述のうち、判例の趣旨に照らして妥当でないものはどれか。 1、未登記の建物を書面によらず、贈与した場合において、AがBにその建物を引き渡したときは、Aはその贈与契約を撤回することができない。 2、既…
AB間で建物の売買契約が成立し、Aは、Bから建物の引き渡しを受け、また、移転登記も得て、近く同建物に引っ越ししようと思っていたところ、同建物は、第三者Cの放火によって焼失してしまった。 この場合に関する次の記述のうち、正しいものはいくつある…
AがBから中古車を購入する交渉をしていたが、条件に折り合いがついたため、Bに対して書面を郵送して購入の申し込みの意思表示をした。その際、承諾の意思表示について、8月末までと期間を定めて申し入れていた。 この場合の契約の成否について、次の記述…
相殺に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例に照らし妥当なものはどれか。 1、AがBに対して、平成20年5月5日を弁済期とする300万円の売掛代金債権を有し、BがAに対して、平成20年7月1日を弁済期とする400万円の貸金債権を有している…
保証に関する次の相談を受けたが、可能ですと答えられるのは、次のうちどれか。 1、私は、ABとの間に締結した土地の売買契約に関し、売り主であるAの土地引き渡し債務について保証人になりましたが、この度BがAの債務不履行を理由として、売買契約を解…
連帯債務、連帯保証に関する次の記述のうち、正しいものはいくつあるか。 1、連帯債務において、連帯債務者の一人が債権者に対して債権を有する場合は、その連帯債務者が相殺を援用しない間は、その連帯債務者の負担部分についてのみ、他の連帯債務者は相殺…
ABCの三人がDに対して、60万円の連帯債務を負っている場合に関する次の記述のうち、妥当でないものはいくつあるか。 1、AがDに60万円を弁済した場合に、ABCの三人が負担部分は平等であるとした場合は、AはBCに20万円ずつ求償することがで…
ABCの三人がDから自動車一台を購入する契約をし、その売買代金として300万円の債務を負っている場合に関する次の記述のうち、正しいものはいくつあるか。 1、この場合の売買代金債務は、金銭債務であるので、不可分債務となることはないので、Dは、…
債権者代位に関する次の記述のうち、判例の趣旨に照らして妥当でないものの組み合わせはどれか。 1、著名な陶芸家の真作とされた陶器がABCに順次売買され、後にこれが贋作と判明した場合において、無資力であるBがその意思表示に要素の錯誤があると認め…