ライトノベルで学ぶ 行政書士試験過去問

行政書士試験の最重要過去問を日本一わかりやすく解説

憲法1-1 憲法とは 2009年問3 / ライトノベル小説で学ぶ行政書士試験 過去問版 / 行政書士開業。知名度、人脈、資金ゼロ、SNSも営業もやらずに一千万円以上稼ぐ秘訣とは?

PRノベル時代はライトノベル、時代小説を読めるオンライン小説サイト/ケータイ小説サイトです。息抜きに軽く読める小説がたくさんありますよ

ライトノベル小説で学ぶ行政書士資格試験 過去問版は、小説投稿サイト『小説家になろう(https://ncode.syosetu.com/n2788ej/)』でもお読みいただけます。

次の文章のうち、そこで想定される「実質的意味の憲法」の理解の仕方が、憲法学における伝統的な分類に従えば、他と異なっているものはどれか。

1、権利の保障が確保されず、権力の分立が為されていない社会は、憲法を持っていると言えない。
2、固有の意味での憲法を論じるには、古代憲法、中世憲法、近代憲法、現代憲法の順で、社会の基本構造を歴史的に叙述する必要がある。
3、日本の憲法の歴史は、大日本国憲法につながる、西洋諸国に対する開国を出発点として、叙述されなくてはならない。
4、近代立憲主義が定着したフランス第三共和制においては、その体制の基本を定める法律を「憲法的」と形容して、憲法的法律と呼んでいた。
5、絶対君主制とは区別された意味での立憲君主制が、19世紀ヨーロッパの憲法体制では広く普及し、明治時代の日本もこれに倣った。



建太郎「むむっ……。いきなり難しくないか?」
胡桃「憲法の基本書ならばどれでも最初に書かれていることよ。ここ部分を理解していなければ、憲法の大切さが理解できたとは言えないわ」


建太郎「そもそも、この問題は、どう考えたらいいんだ?」
胡桃「まず憲法の分類を理解してね。憲法のことを論じる際は、『実質的意味の憲法』と『形式的意味の憲法』があるわ」
建太郎「うん?」
胡桃「実質的意味の憲法は、実質的に国家の基本秩序を構成する法という意味なのよ。つまり、実際に法律として機能しているものと考えればいいわ。
それに対して、形式的意味の憲法は、内容は問わず、憲法という名称で呼ばれているものという意味よ。施行されているかどうかは問わず、憲法という名前がついていれば憲法だということね」
建太郎「うん……。なんか、国語みたいだな」
胡桃「そうよ。憲法なんて半分は国語よ。そして、実質的意味の憲法は、大きく二つに分かれるのよ。
とりあえず、国家の統治の基本を定めている法であればいいとする考え方。これが『固有の意味の憲法』と言われているわ。
それに対して、憲法と言ったら、近代立憲主義に基づく国家の基本法でなければならないとする考え方。これを『立憲的意味の憲法』と呼んでいるのよ」
建太郎「うん……。それでこの問題は、選択肢の文章が、固有の意味の憲法なのか立憲的意味の憲法なのかを問う問題だと?」
胡桃「そういうことよ。理解できたかしら」
建太郎「とりあえず、OK」
胡桃「それじゃあ一つ一つ確認してみて」
建太郎「うーん。まるっきり国語だな。まず、1は、権力の分立云々だから、まさに、立憲的意味の憲法のことだよな」
胡桃「2はどうかしら?」
建太郎「固有の意味の憲法とある通り、固有の意味の憲法のことだな」
胡桃「3はどうかしら?」
建太郎「日本の憲法は、西洋から近代立憲主義を取り入れて作られたんだよな。立憲的意味の憲法ということになる」
胡桃「4はどうかしら?」
建太郎「近代立憲主義のことを述べているから、立憲的意味の憲法ということになる」
胡桃「5はどうかしら?」
建太郎「もちろん、立憲的意味の憲法だな」
胡桃「というわけで仲間外れは?」
建太郎「2ということになるんだな」
胡桃「正解よ。意味が理解できれば、簡単すぎるでしょ」
建太郎「ああ。中学生でもわかるだろうな」





行政書士開業。知名度、人脈、資金ゼロ、SNSも営業もやらずに一千万円以上稼ぐ秘訣とは?

 行政書士開業本は、試験に合格してから読むものと思っていませんか?
 これから開業しようと思い立ってから、読むのでは遅すぎます。
 本気で、行政書士試験合格を狙っているあなたならば、試験前日になってから、行政書士試験のテキストや過去問を買い込んで勉強するなんて無謀なことはしないはずです。
 少なくとも数か月前から勉強していますよね。
 行政書士の開業も同じです。否、試験の準備よりも長い準備期間を要します。
 開業するとなれば、資金、人脈、実務経験……。準備しなければならないことは、たくさんあります。一年や二年では、全然、足りませんよ。

 開業の準備を先にスタートさせ、その後で行政書士試験の勉強を始めるくらいが順序としてはちょうどいいのです。

 『実録行政書士開業十年』『食える行政書士だけが知っている孫子の兵法の読み方』シリーズは、異色の行政書士による開業体験とそのテクニックを記したものです。
 人見知りをするし、引きこもり体質。暇さえあれば小説を書くか本を読んでいる人間で、本来は行政書士には全く向いていないという著者。
 おまけに、金、経験、人脈なしの最悪の状況からの開業!
 それでも、十数年以上にわたり、まともに稼げている。ということを知っていただければと思います。

バイト補助者からの成り上がり 実録行政書士開業十年
平成十五年の行政書士試験合格後、大学卒業と共に行政書士補助者となるも二か月で失業。
人生で最もどん底の時期を生き抜き、人脈、資金、営業経験ゼロの状態から弁護士と行政書士の合同事務所を設立し、現在、十周年を過ぎた行政書士の開業初期の実体験を記した手記。

食える行政書士になりたければネットも営業もやめよう 実録行政書士開業十年2
知名度、人脈、資金ゼロ、ホームページもSNSも持たず、営業も一切やらずに、毎年一千万以上の売り上げを達成し続け、開業十周年を迎えた行政書士の戦略とは?

食える行政書士だけが知っている孫子の兵法の読み方1 実録行政書士開業十年3
行政書士だけでは食えない今の時代を生き抜くためのヒントは孫子の兵法にあり!
金、経験、人脈なしの最悪の状況から一千万以上稼ぐに至った行政書士だけが知っている孫子の極意とは?

食える行政書士だけが知っている孫子の兵法の読み方2 実録行政書士開業十年4
低価格を提示するのは、自分がバカだと世間に公示しているようなもの!孫子の兵法の経営戦略を忠実に実行すれば、行政書士で年間一千万以上稼ぐのは当たり前!金、経験、人脈なしの最悪の状況で開業した行政書士どん底で掴んだ極意とは?

食える行政書士だけが知っている孫子の兵法の読み方3 実録行政書士開業十年5
行政書士は食えない、役立たない資格。だからこそ、食えるのだ――。金、経験、人脈なしの最悪の状況で開業した行政書士が、孫子の兵法によって悟りを開き、たどり着いた境地とは?