ライトノベルで学ぶ 行政書士試験過去問

行政書士試験の最重要過去問を日本一わかりやすく解説

憲法1-46 統治 総合問題 2008年問5 / 行政書士試験の勉強は、開業の準備をしてから始めよう

次の記述のうち、正しいものはいくつあるか。

1、内閣は、実質的に見て、立法権を行使することがある。
2、最高裁判所は、実質的に見て、行政権を行使することがある。
3、衆議院は、実質的に見て、司法権を行使することがある。
4、国会は実質的に見て、司法権を行使することがある。


建太郎「むむっ……。何を問いたいのか、よくわからない問題だな」
胡桃「この問題文から、該当する条文を連想できるかどうかの問題だわ」
建太郎「やっぱり、憲法の条文を覚えてないと解けないわけか」



胡桃「まず、1は何のことか分かるかしら?」
建太郎「うーん。政令のことか」
胡桃「そうよ」

第七十三条 内閣は、他の一般行政事務の外、左の事務を行ふ。
一 法律を誠実に執行し、国務を総理すること。
二 外交関係を処理すること。
三 条約を締結すること。但し、事前に、時宜によつては事後に、国会の承認を経ることを必要とする。
四 法律の定める基準に従ひ、官吏に関する事務を掌理すること。
五 予算を作成して国会に提出すること。
六 この憲法及び法律の規定を実施するために、政令を制定すること。但し、政令には、特にその法律の委任がある場合を除いては、罰則を設けることができない。
七 大赦、特赦、減刑刑の執行の免除及び復権を決定すること。

胡桃「2はどうかしら?」
建太郎「裁判所の規則とかは裁判所が決める?」
胡桃「そうね。司法行政は、裁判所が担うわ」

第七十七条 最高裁判所は、訴訟に関する手続、弁護士、裁判所の内部規律及び司法事務処理に関する事項について、規則を定める権限を有する。
○2 検察官は、最高裁判所の定める規則に従はなければならない。
○3 最高裁判所は、下級裁判所に関する規則を定める権限を、下級裁判所に委任することができる。

胡桃「3はどうかしら?」
建太郎「議員の資格についての裁判のことか」
胡桃「正解」

第五十五条 両議院は、各々その議員の資格に関する争訟を裁判する。但し、議員の議席を失はせるには、出席議員の三分の二以上の多数による議決を必要とする。

胡桃「4はどうかしら?」
建太郎「国会と議院のどちらかを選ぶ問題じゃないのか?」
胡桃「条文を暗記していれば、国会の権限とされているものもあることに気づくはずよ。次の条文よ」

第六十四条 国会は、罷免の訴追を受けた裁判官を裁判するため、両議院の議員で組織する弾劾裁判所を設ける。
○2 弾劾に関する事項は、法律でこれを定める。

建太郎「ああ。なるほど、国会となっているな」
胡桃「というわけで、答えは?」
建太郎「4つとも、全部正しいと」
胡桃「そうよ」









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