ライトノベルで学ぶ 行政書士試験過去問

行政書士試験の最重要過去問を日本一わかりやすく解説

憲法1-44 統治 総合問題 2005年問6 / 行政書士試験の勉強は、開業の準備をしてから始めよう

日本国憲法が定める身分保障に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1、いわゆる議員特権の一つとして、両議院の議院は、法律の定めるところにより、国庫から相当額の歳費を受けるものとされている。
2、皇室財産については、憲法上、すべて、国に属するものと定められ、皇室の利用も、すべて予算に計上して国会の議決を経なければならないとされている。
3、裁判官の身分保障に関連して、下級裁判所の裁判官の任期は10年であり、仮に再任されたとしても、法律の定める年齢に達した時は、退官するものとされている。
4、裁判官の身分保障に関連して、下級裁判所の裁判官は、憲法上、すべて定期に相当額の報酬を受け、在任中、これを減額することができないものと定められている。
5、公務員の身分保障の一環として、官吏は、憲法上、すべて定期に相当額の報酬を受けるものと定められている。




胡桃「これも条文を暗記しているかどうかだけの簡単な問題だわ」
建太郎「うん。簡単だな」


胡桃「まず、1はどうかしら?」
建太郎「条文そのままだな」

第四十九条 両議院の議員は、法律の定めるところにより、国庫から相当額の歳費を受ける。

胡桃「2はどうかしら?」
建太郎「条文そのままだな」

第八十八条 すべて皇室財産は、国に属する。すべて皇室の費用は、予算に計上して国会の議決を経なければならない。

胡桃「3と4はどうかしら?」
建太郎「条文そのままだな」

第八十条 下級裁判所の裁判官は、最高裁判所の指名した者の名簿によつて、内閣でこれを任命する。その裁判官は、任期を十年とし、再任されることができる。但し、法律の定める年齢に達した時には退官する。
○2 下級裁判所の裁判官は、すべて定期に相当額の報酬を受ける。この報酬は、在任中、これを減額することができない。

胡桃「5はどうかしら?」
建太郎「こんな規定はないな」
胡桃「ないわ。憲法で報酬について保障されているのは、裁判官だけだと押さえておいてね。第八十条と次の条文よ」

第七十九条
○5 最高裁判所の裁判官は、法律の定める年齢に達した時に退官する。
○6 最高裁判所の裁判官は、すべて定期に相当額の報酬を受ける。この報酬は、在任中、これを減額することができない。

建太郎「OK」





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